メリットとデメリットにはどんなものがある?

エスコートナースとして働くメリットの一つに挙げられるのが、海外諸国へ行けることです。
海外へ行く目的が目的なだけに観光する時間の確保はできませんが、旅行好きの看護師にとって魅力が高いのではないでしょうか。
日本とは異なる海外の空気を感じるだけでも、気持ちが高まるはずです。

そのほか、海外の医療機関を見る機会があったり、様々な怪我や疾患の看護に取り組んだりできるのもメリットと言えます。
こうした機会は、看護師としてさらなるスキルアップを図るチャンスとなるでしょう。

一方、デメリットとしてあるのが、心身に負担がかかってしまう点です。
バスや飛行機での移動時間では、体力が求められます。
また、搬送中は医師が付き添うこともありますが、エスコートナースの看護師一人で対応するケースもあるのが実態です。
そのため、患者さんの搬送中は不眠不休で常に気を張っておかなくてはならないのは、精神面で大きな負担にもなります。

そして、語学力が求められる点や、収入が安定しにくい点もデメリットと言えるでしょう。
語学力については、医療英語を含む英語が基本となります。
これは海外の医療スタッフや患者と話す機会があるからで、様々な言語を話せるとより活躍の場を増やすことが可能です。
収入が安定しにくい理由は、依頼がそれほどこないことが挙げられます。
場合によっては数ヶ月はこないというときもあるため、エスコートナースのみで生計を立てていくのは難しいのが現状です。