求人がもともと少なくて見つけるのが難しいのがエスコートナースの特徴ですが、運良く求人を発見することができて応募しても採用されないことはよくあります。
書類の段階で落とされてしまうこともあるほどに応募が殺到しやすく人気がある仕事の一つだからです。
求人を見つけられても採用されないことがあったら、自分には足りていないものがあると考えて準備をする必要があります。

エスコートナースに求められるのはキャリアです。
書類の段階で落ちたのなら特にキャリアが不十分だと考えなければなりません。
患者の搬送を行う間にも医療行為を行わなければならないことが多く、様々な症状の患者に対して適切な対応ができる経験が必要とされる仕事だからです。
容態が安定している間に搬送しようと決断したものの、搬送中に急変を起こしてしまう場合もあります。
その状況を予測して予防の努力をしたり、万が一の事態で限られた医療機器や薬だけを用いて最良の対処を行わなければなりません。

現場経験の豊富さと幅広さはエスコートナースに不可欠のものであり、何よりもキャリアが重視されているのはそれが理由です。
臨床現場の中でも広い経験を積むことができ、不測の事態への対応力が求められる救急外来などでキャリアを積むようにすると採用される可能性が高くなります。
採用してもらうには大きな壁があるので、十分と言えるほどのキャリアを作ることを予め考えて就職先を選んでおきましょう。